2010.08.21
カテゴリー:時事
【安全の価値】| バーチャルオフィス | 東京 港区 青山 会社設立
今井です。
最近ニューヨークJFK空港で、次のような事件がありました。
JetBlueという格安エアライン機中で、到着した途端に席を立って頭上のスーツケースを取ろうとしていた女性乗客と、それを制止しようとした男性客室乗務員が口論になりました。
そして、その際、頭の上にそのスーツケースが落ち、嫌になった客室乗務員が、仕事を放棄し、機内のビール缶を片手に、脱出用の非常口を開けて救命用の滑り台を出してそこから出てそのまま帰宅してしまいました。
彼は家にいるところを逮捕されました。逮捕の理由は、大衆を危険な状況に置いたということで、一番重い量刑は、禁固7年だそうです。
これに対し、世論は彼に対して同情的な論調が多いようです。
ハードシップの高い仕事で、乗客はわがまま、タイトなスケジュールの中で、サーブし、ごみを集め、掃除を行い、安全に目配りし。。。ストレスも溜まろうというものだ、と。
もちろん彼が非難されるべきであることは言うまでもありませんが、私の視点は、どうも問題の本質は、次の点にあるような気がしてなりません。
すなわち、航空会社が提供するサービスがあまりに画一的で、血が通っていないこと。
マニュアルどおりにこなしておけばそれでよい、という対応ではなかったのでしょうか。
安全についても、どうなのでしょうか、飛行機はもう静止しているのであれば、少しぐらい立ち上がっても危険ではない状況だったのかもしれません。
また、離陸前の安全のためのデモンストレーションにしても、見ている人はほとんどいません。それでも決まりだからと、みんな淡々とその「儀式」は執り行われています。
幸い、本件では、彼がスーツケースで頭を打ったこと以外は、誰も怪我をしなかったようですが、窮屈な機内で、みんなが少しでも気持ちよく旅をし、またこのエアラインを利用しよう、と思ってもらえるような対応を心がけなければなりません。
航空会社側は、まずは従業員に対し、安全やサービスに対する意識を緩めさせないような教育とモラールの維持向上を常に考えていくべきでしょう。
そして、それは、その会社が何に価値を持っているかを確認することになるとともに、それを会得した従業員が直接顧客との接点になってその価値を拡大させていくことにつながるわけですから。
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