今井です。


経営はなぜ思った通りに行かないのか、ということについて、先日、米シカゴ大のR.H.Thaler教授がニューヨークタイムズに寄稿されていました。


教授によれば、その主な理由は、一言で言えば、経営者の「自信過剰」ということのようです。


それまでの成功体験に基づき、自分が経営すれば、この会社を絶対に良くすることができる、という考え方で戦略を立て、その結果、環境の変化に対応できずに失敗する、というケースが多いということです。


実際、大手企業のCEOやCFOに、経済動向の見通しを立てさせても、当たらないことの方が多いという実験結果も報告されています。


「運も実力の内」とも言いますが、自信過剰とラッキーの組合せというものと、真の経営能力とは、なかなか区別がつきにくいものです。そして、実際に、そんな経営者がツキに見放された途端に、より悲惨な結果を招くことになります。


また、「ナルシスト」の経営者ほど、自分を過信して、過剰投資を行い、失敗し易いという研究成果も報告しています。


かくいう私も、ゴルフをしていて、林に打ち込んでしまったときに、「あの木と木の間を抜けてグリーンに」というスーパーショットをイメージして打ったショットが、結果は木に当たって、より林の奥へ奥へと行ってしまうというような経験が何度もありました。


何事も、「己を知る」ことが肝心です。



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