今井です。


昨日、【未来の教育現場】のコラムでお話ししたことにも関連するのですが、米ノースカロライナ州のある高校でのお話です。


その高校がある郡(カウンティ)は、同州で最も貧しい地域のひとつです。学校を卒業しても、就職も厳しいような状況です。


そこで、この高校では、「スタジオH」というプロジェクトを立ち上げました。
これは、学校の裏にある、使われなくなった自動車の車体修理工場を教室に改装して、そこで実験的にデザインの授業を始めました。


そんな貧乏な地域でなぜデザインなのか、そんなことを勉強して、一体何になるのか?


そんな疑問をもたれる方も多いと思います。


その理由は、まず、デザインの勉強は、考え方の筋道を立てるのに大変有効だと言うことです。そして、さらに、デザインの勉強を通じて、リーダーシップや店舗運営など、いろいろなスキルを身につけることができるそうです。


そして、このクラスでは、その郡のために、実際にさまざまなデザインの仕事を請け負っています。公園、遊戯施設、ラボなどのデザインを受注することで、地域への貢献と、実際の仕事のノウハウの獲得との両立を図っています。


スタジオHの「H」は、人道(Humanity)、居住(Habitat)、健康(Health)、そして幸福(Happiness)をテーマにしているそうです。


こうした地域活性化と教育を目指した動きが、今、他の地域にも広がりを見せ始めているようです。


実に勇気付けられる話だと思います。


やはり、デザインなど、クリエイティブなマインドをもった行動は、一見役に立たないように見えても、実際には、人々を楽しくさせ、そして世の中を良くしていくのに大変有効なのだと思います。



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